【読書】頭が固いと言われてる?「やわらかい頭の作り方 身の回りの見えない構造を解明する」

雑談

今回は、「やわらかい頭の作り方 身の回りの見えない構造を解明する」を読んだ感想について紹介します。前回の【読書】記事は「すぐやる脳」でした。どんだけ「頭」に悩みがあるんだという感じですが・・・(笑)
この本の私のツボはヨシタケシンスケさんが描いている各パートのイラストがいい(笑)クスッと笑ってしまいます。
しかも何がすごいってそのパートのテーマを絶妙に表現しつつ笑わせにきているという。読書苦手な方はとりあえずイラストを見て内容を頭に入れてから文章に行くという手もあると思います。

はじめに

「頭が固い人」、「頭がやわらかい人」という風な言い方がよくあると思います。
この本ではどうすれば「頭がやわらかい人」になれるのか?が書いています。
そもそも「頭がやわらかい」ってどういうことでしょう?
「柔軟に物事を考えられる」、「斬新なアイデアを創出できる」などが挙げられると思います。
そうなりたいですよね?ちなみに私はそうなりたい。
普段の生活の中での、「頭の固い人」と「やわらかい人」の違いなどが各パートで書かれており、なるほどなと思わされるものが多かったと思います。
この本を読むことで、少しは頭が柔らかい人に近づけるのでは?と思いました。

ここが良かった!好きだったパート

①「遠くのものの方がありがたい?」
 同じアドバイスをもらう時、家族のような身近な人から聞くのと、少し遠く(又は知らない人のSNS等での発信)の人からの方が影響を受けることはないでしょうか?もしくは、逆に私からのアドバイスよりその人からの話は受け入れるの?みたいな。
 新しいアイデアのポイントも同じようなところにありがたみがあるという内容で、一見関係のなさそうな事柄でも結びつき得ることにより価値が生まれる。それが離れていれば離れているほど高い価値を生む可能性がある。

②「作用反作用の法則」
 物理でいう作用反作用の法則が人間社会にもあるというお話。私は物理が好きなので面白く感じました。
「政治が悪い!」←今の政治家を選んだ国民の結果。
「くだらないテレビ番組が多い」←それを喜ぶ視聴者が多い。
 おもしろい見方だと思いました。不満のある事柄の原因は何か?を考えると少し冷静になれるのではないでしょうか?
 ちなみにこのパートでのメインの話は、積極的に世の中に働きかける行動はその分チャンスが巡ってくる。逆にあまり働きかけなければリスクは少ないがチャンスがない、という話でした。
 やはり、行動することが1番大事なのでしょう。

③「成功」の反対語は「失敗」か?
 普通に考えると、「成功」の反対は「失敗」であると思います。ですが、少し見方を変えると、「成功」も「失敗」も行動したことの結果で仲間です。その反対は行動・挑戦しない「なにもしない」ことだとも言えます。
 不平・不満ばかりの人も前向きにその考えを使えば、有益なアイディアに変換することができるかもしれません。
 なんにせよ、何もしない、何も考えないなど能動的でない状態では何の結果も出すことは難しいのでしょう。

④「論理と感情のギャップ」
 「何かを作る」、「人を動かす」には論理と感情の両方が重要という話。
 「集団の意思決定やルール作りは論理に基づく必要があるが、個人を動かすのは感情や心理である」という基本的原則がありますが、その時の状況や人を鑑みて論理的or感情的に話を進めるのが効果的か考えることが大事だと思いました。

おわり

 今回は、「やわらかい頭の作り方 身の回りの見えない構造を解明する」について感想を書きました。現実で起こりそうな事柄を具体的に例示して話を進めてくれるので、抽象的な話題についてもイメージしやすい本でした。
 ぜひ、「自分の考え方について何か変えたい」など思っている方は読んでみてください。

読了ありがとうございました。


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